24年終了例会

会員の感想より

　前半の歌舞伎の説明では、見得の切り方や掛け声（大向う）のタイミング、女形の所作の説明等教えて下さったり、実際に掛け声を掛けたり、すごく楽しませていただきました。後半は、どうしようもない父親と親孝行の娘でどうなる事かと思いきや、人情の厚い父親で、人助けをしてびっくり。年をとり自分の事だけと思わないで、出来る事は人様のお世話していきたいと考えさせられました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（会員歴３年70代女性）
　お芝居前の「歌舞伎講座」がとても興味深く楽しめました。とても聞きとり易い声のトーンでテキパキと動きも伴いながらの説明は、心地よく聞けて頭に入ってきました。お芝居も、内容に関する事前の知識もなく鑑賞させてもらいましたが、こんな私でもよくわかりました。終った後味がとても良かったです。時々、鑑賞後「なんだかよくわからないわー」というのもありますが、今回のはしっかりと理解できました。いいお芝居でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（60代女性）

　当番だったので作品には事前に関わる機会があり、その度期待に胸が膨らんで行きました。単純で解りやすい内容であり演技力の素晴らしさを見せつけられたようでした。久しぶりに作品を鑑賞した息子の反応が気になってましたが、初めて見た歌舞伎はナカナカ良かったと言ってました。　　（女性）

　昔、伊勢公演で母が前進座が好きだったと聞いていましたので、今回阪南市で舞台を観せていただくのを楽しみにしていました。一幕の歌舞伎教室は、太鼓や三味線の音色で舞踏が変わる解説は、分かりやすく面白かったです。二幕の人情噺も、苦労した娘の幸せな結婚でホッとし、大拍手でした。これからも華やかな歌舞伎の舞台を楽しみにしています。　　　　　　　　　　　（会員歴１年80代女性）
　
　前進座さんには毎年のようにバラエティに富んだ作品に出会わせていただき、毎回とても楽しみにしています。今回は落語が題材ということで、年令にかかわらず楽しめる作品でした。長兵衛役の藤川さん、人の良さがにじみ出ていてとてもステキでした。次はどんな作品に出会えるかとても楽しみです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（不詳）

　とっても『粋』な時間を過ごせました。これまで歌舞伎と言えば伝統芸能でお堅いイメージが強く、今は若者向けに「スーパー歌舞伎」なる現代風アレンジされたものがあって、そっちでないとよくわからんのでは？楽しめるものなのか？と思っていました。観劇当日は２部構成になっていて、始めに「楽しい歌舞伎」があったのが良かった。太鼓で表現される風の音雨の音雷の音、また効果音的な使い方も聞け、音色で様々な自然を表現することに感心しました。また、演者さんの立ち振る舞い「見得を切る」時には、観客も巻き込んで一緒に行うなど、より歌舞伎が近いものとなりました。そして本番の「文七元結」。長兵衛は見てる分には江戸っ子だねぇとなるけど、身内となるとこれは大変。娘さんはもっと怒ってもいいよと思いましたが…。それでも最後には、正直に生きていれば良いことあるよとなって、とても面白かったです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（40代男性）