• 出会いたい!いい芝居♥いい友だち♥いい人生♥

24年終了例会

会員の感想より

 私が一番印象に残ったことは、シェルビーの母親の心情の変化だった。子どもを産むという命を生み出すこと、そして娘の命を生かすために助けられることの幸せをかみしめていた場面はぐっときた。シェルビーの生き方も、ただ長く生きるのではなく、その時々を大事に意味ある時を過ごす姿に色々考えさせられた。アネルのこの美容院に来てからの変化など6人がそれぞれの課題もあったが、充分感じとれなかった。友情が深まり絆が生まれ、素の自分を出せるようになっていく姿はすばらしかった。
            (60代女性)

 言いたいことを言い合って、それでもお互い信頼できる関係って、難しいですね。でも、トゥルーヴィーの店では、それが成り立っていて、シェルビー親子は救われたと思いました。内容がよく分かり、六人の出演者が持ち味を生かし、十分楽しめました。担当サークルで搬入を手伝ったので、いろいろな道具がどう配置されているか楽しみでした。トゥルーヴィーさんの髪を結いあげる手さばきは、お見事でした。        (不詳)

 スティール マグノリアズというので期待していたが、翻訳劇からかセリフが多く早口でかん高くまくしたてる様で、前半はいまいち入って来なかった。後半で、やっとストーリー、訴えたいことも分かり納得できた。マリン役の力演で母の強さ、命の尊厳について考えさせられた。そして、女性たちの友情で、また前を向いて生きていこうというエンディングに大きな拍手を贈れてよかった。(女性)

 この舞台を見て、今迄命を軽く見ていたと思い申し訳ない気持ちになりました。これからは、与えられた命をもっともっと大事にしていきたいと教えられた気がしました。  (会員歴32年80代女性)

 本当はあまり期待していなかったのでしたが、ずんずん話の中にひき込まれていきました。腎臓が悪く出産を止められていた娘が自分の体を犠牲にして子どもを産む。その娘に腎臓移植を決心する母親。そんな親子をあたたかく見守る四人の女性達。経営者の女性をはじめ、みんなみんな心あたたかい人達ばかり。人間っていいなぁ、生きることはしんどいこともあるけど、前向きに生きなくちゃと、改めて思わされたお芝居でした。六人の女優さんたち皆さんの熱演に頭がさがります。
(会員歴10年80代女性)

 『最初のステージ』だったと語られた劇団の人の言葉から、演じる側のドキドキ感のようなものを感じました。とても印象に残っているのは、シェルビーの母の絶叫シーンでした。スカートなのに大股を広げてのあの心の叫びは、子を亡くした親の悲しみ、悔しさからどうにかなりそうな感情がよく伝わってきました。病名はちがっていたけど、わたしにも娘をとるか孫をとるかの場面を経験したことがあったので、妊娠・出産を心から喜べないシェルビーの母マリンに自分を置き換えて観ていました。今の世の中、人と人のつながりが稀薄になってきている傾向の中、こんな仲間がいるってすばらしいなぁと思える作品でした。帰り道、満月を見つけた会員さんと「シェルビーがあの世から照らしてくれているネ」と話しました(笑)      (会員歴16年60代女性)