人間はピカピカの奇跡そのものだ!!
昭和15年の浅草。4人の家族と2人の間借り人の、歌と笑いに満ちた小さなレコード店「オリオン堂」。ある日長男の正一が軍隊から脱走。憲兵や長女の夫となった傷痍軍人も加わって大騒動が巻き起こる。昭和の名曲歌謡に彩られた、井上ひさし珠玉の音楽劇。
美しく、力強く、そしてピュア。
南の国のある村。農場では地主オッペルに搾取され働く百姓たちがいた。新しい世界を求めてやってきた白像は人間のために一生懸命働くが、百姓の仲間には入れてもらえず、オッペルには虐げられる。詩情あふれる宮沢賢治の世界を人形劇ならではの表現で。
前作「O.G.」の第2弾。スミ子とカズエが「O.G.」として突如ブレイクしてから6年。世間に忘れられた2人は、カズエが突然何食わぬ顔で現れるという形で再開する。ギクシャクとした空気の中、2人の空白が少しずつ埋められていく。暮れていく人生の踊り場で2人はどんな決断をするのか。あのスミちゃんカズちゃんの心躍るステージを、再び観ることはできるのか…。
「蟹工船」などで知られるプロレタリア作家小林多喜二。その母セキの生涯を描いた三浦綾子の小説の舞台化。貧困の中で一途に息子を思う「無償の愛」。自ら深く傷つきながらも家族を、そして、他人を思いやり、思想やイデオロギーを超えて息子に寄り添う母、その母を人力車に乗せて、小樽を走らせてやりたいと願った、多喜二青年の夢と愛の軌跡。
古い厩舎のある牧場で、父と暮らすベル。馬は戦地へと駆り出され、何頭も残っていない。ベルは自分らしくできない学校へは行かず、いつも厩で本を読んで過ごす。大好きな「ドン・キホーテ」のように、いつか世界を旅する騎士になりたいと憧れていた。ある夜、家族とはぐれ、逃げ延びてきたユダヤ人のサラと出会い、ドン・キホーテさながら、「僕が君を守ってあげる」とサラに心寄せるベル。が、戦場から遠く離れたこの町にも、戦争の影が…。戦争、人種、貧困に障がい…。片隅に追いやられる弱者の視点から社会を描く鄭義信がジェンダーの世界をも盛り込んだ作品。
イギリスの孤島にあるオーウェン夫妻邸に8人の客人達が招かれる。晩餐後、一同が寛ぐ中、突然、不穏な声が邸内に響き、この10人の過去の罪状が読み上げられていく。やがて、古い童謡の歌詞通りにひとりずつ死んでいく―。ひとりいなくなる度に恐怖に慄き疑心暗鬼に陥る人々。マントルピースの上の兵士の人形が1体ずつきえていく…。
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人気女流作家ローズは、最愛のパートナー、ウォルシュを5年前に亡くしてから新作が書けず大ピンチ。助手のアーリーンは新作を執筆するよう説得するが、ローズは毎日のようにウォルシュの幽霊を呼び出しては、かつての愛に浸るばかり。破産を心配するウォルシュは、若い作家クランシーの協力を取り付け奇想天外な解決策を提案する。4人の登場人物が織りなす物語のあっと驚く展開に、思わず笑いと涙がこぼれる心温まるヒーリングドラマ。
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